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日本

比叡山延暦寺

 延暦寺(えんりゃくじ)は、標高848mの比叡山全域を境内とする寺院で、平安時代初期の僧侶最澄(767年 - 822年)により開かれた日本天台宗の本山寺院である。住職(貫主)は天台座主(てんだいざす)と呼ばれ、末寺を統括する。
 比叡山の山頂から、東塔、西塔、横川と、大きく3地区に分けられてる。
 過去の歴史の中で何度も焼失していますが、その都度、足利義教や豊臣秀吉、徳川家康などによって復興されてる。
 延暦寺は数々の名僧を輩出し、日本天台宗の基礎を築いた円仁、円珍、融通念仏宗の開祖良忍、浄土宗の開祖法然、浄土真宗の開祖親鸞、臨済宗の開祖栄西、曹洞宗の開祖道元、日蓮宗の開祖日蓮など、新仏教の開祖や、日本仏教史上著名な僧の多くが若い日に比叡山で修行していることから、「日本仏教の母山」とも称されている。
 比叡山は文学作品にも数多く登場する。1994年に、ユネスコの世界文化遺産に古都京都の文化財として登録されている。
 また、「12年籠山行」「千日回峯行」などの厳しい修行が現代まで続けられており、日本仏教の代表的な聖地である。(写真:文殊楼から根本中堂を望む)
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白川郷・五箇山の合掌造り集落

①白川村の合掌造り集落

 白川村の合掌造り集落で最大の規模を誇る。式台付きの玄関など格式の高い造りを持ち、江戸初期と見られる建築文化の枠を今日に偲ばす。

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②五箇山・相倉村の合掌造り集落

 相倉には20軒の合掌造りが現存する。約400年前に建造されたといわれている。 屋根の勾配は急で60度。断面は正三角形に近い。雪が滑り落ちやすい形である。 この大きな屋根を支えるのは、根元の曲がったチョンナと呼ばれる太い染。 斜面には生育した自然に曲がったナラを使用している。また、合掌の組み立てには針は一切打たず、縄とネソとよばれるマンサクの木を使用している。 屋根の葺き替えは15年~20年ごとに、森林組合が中心になって行う。雪深いという厳しい自然に対応する強固な造り、 さらに生活の場と生業の場をひとつにした合理的な建築である。合掌造りは、人々の生きる知恵が生んだ偉大な発明であると言える。
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白神山地ブナの森

 白神山地は、青森県南西部から秋田県北西部にかけて広がる標高100m~1,200mにおよぶ山岳地帯の総称。平成5年12月、ユネスコの世界遺産委員会で、鹿児島の屋久島とともに日本発の世界遺産に指定された。白神山地は、原生的なブナ林が広く分布し、多くの植物が群落を形成し、様ような動物が生息するという、自然整体系としてきわめて完成度の高いものとなっている。白神山地の遺産地域は、原生的なブナ天然林が広範囲にわたって自然そのままで保たれた、世界的にも希少と評価されている。ヨーロッパのブナ林の数倍にのぼる500種類以上の植物が自生している。
 また、多くの哺乳類、鳥類、昆虫類は虫類、淡水魚など、大型哺乳類は14種、動物類は84種、昆虫類約,000種など、現在貴重となった種を含めて多くの生育が確認されている。

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